後悔しない産休中・育休中の過ごし方-強みを増やして人生を変える

後悔しない産休中・育休中の過ごし方-強みを増やして人生を変える

もしあなたが、「今の仕事・働き方に満足していない」「復帰後に現状を少しでも変えたい」と考えているのなら、産休中・育休中は、目標を決めて新しいことにチャレンジしながら過ごし、個人の強みを増やしましょう。

特に、仕事も育児もない出産前の産休期間は新しいことにチャレンジしやすい時期です。

もちろん、これから生まれてくる赤ちゃんのための準備は必要です。しかし、バリバリ朝から晩まで働いてきた女性の1日の処理能力を考えると、準備だけに当てるには少々長すぎます。

もちろん、友人とランチ、今だけゆっくりする、漫画を読んだり、映画を見て過ごす・・・も全然ありです。

やりたいことなら全然OK。

ただ、「今の仕事・働き方に満足していない」「復帰後に現状を少しでも変えたい」のであれば、なんとなくだらだら過ごすのはもったいないです。

なぜなら、貴重な産休・育休をどう過ごすかで「今後の人生が変わる」と言っても過言ではないからです。

もちろん赤ちゃんが無事生まれてくれること、生まれてくれたら育児が何より優先、出産後は、目標なんて忘れてしまうほど寝る間もない育児がやってくるでしょう。

毎日必死に育児を頑張っているのに、会社と違って明確な評価がないため「私育児しかやっていない・・・」と落ち込む日が来るかもしれません。

しかし、どんな状況になっても、もし産休中に新しくチャレンジしたことがあれば、「私育児しかやっていない・・・」モードの自分を励まし、仕事に復帰した時も必ず自分を支えてくれます。

さらに、身に付けた強みを武器に出産後の働き方を変えることも可能にします。

繰り返しになりますが、

産休中・育休中は、目標を決めて新しいことにチャレンジしながら過ごし、個人の強みを増やしましょう。

※「私育児しかやっていない・・・」というのは、実際に私が育児期間中に感じた思いです。消して悪いことではありません。最後の章でその時のことを紹介します。

※この記事は、産休・育休中を有意義に過ごしたい、パワーアップしたいという方向けです。

よくありがちな産休中の過ごし方

産前休業(出産前のお休み)は、分娩予定日の42日前からと法律で決められています。

有給を使ってさらに前から休みに入る女性も多いです。

予定日に赤ちゃんが生まれるとして、あなたはこの42日間をどのように過ごしますか?

ありがちな産休中の過ごし方

  • 友人とランチ
  • 家の掃除・断捨離
  • 赤ちゃん用品の買い出し
  • 赤ちゃん用品のハンドメイド
  • 両親学級の参加
  • 散歩
  • 子連れで行きにくい外食
  • アマゾンプライム、Netflixなどのまとめ視聴
  • 漫画
  • ネットサーフィン
  • ひたすらお昼寝

赤ちゃんが生まれる前のひと時、仕事から開放されて思うままに過ごすのもありです。

漫画の大人買い、ひたすらスマホ、ひたすらお昼寝、友人とランチ三昧・・・

婦人科の先生によく歩くように言われる妊婦さんが多いので、半日は散歩をしているという方もいます。

まずは、産休の貴重さを理解することから始めよう

産前休業は、赤ちゃんを産むために体や生活を整えていく準備期間といわれます。

実際の育児は始まっておらず、仕事もお休みですが、働かなくてもお金はもらえます。

社会で働き始めて、働いていないのに長期間お金をもらえることがあったでしょうか。

(ここでは有給や不労所得の話は一旦置いておきます)

多くの方は、働く対価として給料を受け取って生活していたはずです。

その点、産前休業は、仕事も育児もしないでお金(産休手当)がもらえる期間です。

だから産休は貴重なのです。

仕事をしなくても安定したお金が入る保証と、自由にできる時間があるからこそ思い切ってやりたいことにチャレンジができます。

社会人になって、やりたいことがあっても、それをやるだけの”時間がない”と思ったことがある人は多いはず。

せっかくの産休を最大限活用しましょう。

まず、何にチャレンジするかを決める

ただの産休・育休にしたくないと思えたら、早速何にチャレンジするか決めましょう。

  • 仕事に関係のない新しい分野の勉強
  • 今までやったことのない新しい趣味
  • 今の仕事に活かせるスキル

産前だけでも約42日以上と、かなり時間があり安定したお金が入る保証がある期間なので、

自分にとって新しい分野、今まで時間がなくて手が出せなかったことを選ぶのがポイントです。

なぜ新しい分野が良いかというと、会社の仕事以外の自分の新しいキャリアの可能性を見つけるきっかけとなるからです。

この記事を読んでいる方は「今の仕事・働き方に満足していない」、「復帰後に現状を少しでも変えたい」と考えているはずです。

であれば、思い切って本当にやってみたかったことにチャレンジしてみましょう。

チャレンジする目標を決める

チャレンジする分野が決まれば、次は目標を決めましょう。

資格の取得など、わかりやすい目標でなくても自分がやりたいことであれば大丈夫です。

例えば、

  • この分野の本を○冊読む
  • この分野でインスタグラムを初めて1日1回投稿する
  • 好きなパン屋に行って全メニュー制覇する
  • ハンドメイドで作品を○個作る
  • ネットショップを開設する
  • 小説、記事を執筆する
  • 自分でゼロからホームページを作る
  • ボランティアに参加する

なんとなく、この分野を勉強する・・・と決めても、結局できたのかどうかわからないで終わります。

それはやらなかったのとほとんど同じです。自分自身、達成感も得られません。

できる限り、達成したかどうかわかる定量的な目標を立て取り組みを始めましょう。

実例-新しい強みを作る産休中の過ごし方

実際に産休・育休を活用して新しいキャリアにチャレンジした女性は増えています。

6つの実例を紹介します。

実例①-ファイナンシャル・プランニング技能士2級(FP2級)を取得

▶︎チャレンジした分野:お金の知識

▶︎目標にしたこと:ファイナンシャルプランニング技能士3級2級・マネー相談1人以上

▶︎今後の強みの活用:マネープラン相談やお金のコラム執筆を続けて、若い世代の女性の力になりたい

貯金が苦手・浪費家だったからこそ、過去の自分が知っておきたかったお金の知識を20代〜30代の女性に伝えていきたいと考え、金融業界の経験なしでゼロからお金について学ぶ。

産休中にFP3級の勉強をして産後に合格。その後、赤ちゃんがお昼寝中に2級の勉強をして育休中に合格。

本職のWEBマーケティングで培った知識を使いながらSNSやサイトで発信しながら、個別相談にも乗るように。

女性の多い職場なので、復帰したら若手のライフプランやお金について相談に乗りたい。

実例②-下味おかずのインスタグラム開設

▶︎チャレンジした分野:時短料理、インスタグラムの投稿

▶︎目標にしたこと:週1回買い出しに行った時に下味おかずを作り、1日1回インスタグラムで投稿

▶︎今後の強みの活用:オリジナルレシピも作り、さらにインスタグラムのフォロワーを増やす。いつか働く女性向けに時短のレシピ本を出したい

何かやりたい、ただの育休で終わらせたくないと考えていたが、特に勉強もしたくない。どうせやるならこれから忙しくなっていく生活で役に立ちそうなことをやろうと下味おかずインスタグラムを開設。

まとめて作って写真を撮影。編集は隙間時間に行って1日1回必ず投稿。だんだんとフォロワーも増えてきた。

発信しながら、よりインプレッションが集まる発信方法を研究しSNSマーケティングや写真の加工方法も自然と勉強。趣味の延長で、いつかレシピ本を出したいと新しい夢が見つかった。

実例③-ハンドメイドでシール作り

▶︎チャレンジした分野:ハンドメイド

▶︎目標にしたこと:自分のネットショップを開設

▶︎今後の強みの活用:他の種類のシールも作って、販売したい。イラストも書いてみたい

産休に入る際に、お菓子にちょっとした挨拶シールを貼りたかったが、いい商品がなかったことを覚えていた。

昔から何かを作ることが好きだったので、「これから産休に入ります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」というメッセージを入れた可愛いシールを制作。産休に入るママ向けにネットショップを開設して販売を始めた。

個別の要望が意外と多かったので、少しずつ答えながら新しいシリーズを作成し、趣味で楽しく始めたシール作りで少しお小遣い稼ぎができるように。絵を描くことも好きなので、イラストシールも挑戦したい。

実例④-パーソナルカラー診断検定を取得

▶︎チャレンジした分野:パーソナルカラーアナリスト

▶︎目標にしたこと:カラーアナリストの資格取得

▶︎今後の強みの活用:週末サロンを自宅でオープンしたい

美容が好きで、以前自分のパーソナルカラー診断を受けてすごくためになった経験があった。本業は美容とは全く違く業種で、すごく安定しているし収入も手放したくないけれど、本当にやりたいことは美容関係の仕事だった。

資格取得の費用はまあまあ高かったが、50時間ほどの講習と試験を受け、育休中にカラーアナリストの資格を取得。復帰してから週末自宅サロンをオープン。インスタグラムの発信も強化し、メイク講座などやりたいことがどんどん増えている。

実例⑤-幼児睡眠の勉強(出産後から始めたケース)

▶︎チャレンジした分野:乳幼児の睡眠コンサルタント

▶︎目標にしたこと:乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得

▶︎今後の強みの活用:Instagramを活用した情報発信、個別の睡眠コンサルができるようになりたい

大学で発達心理を学んでいたが、仕事は人材系のコンサル。出産後に自分の娘の睡眠トラブルに悩まされたことをきっかけに、育休中に乳幼児睡眠に関する勉強を開始。

新しく培った睡眠の化学的・医学的知識と自分が辛かった経験を生かして、同じく子供の睡眠に悩むお母さんのためにSNSで発信したりオンラインで講習を行う。個別の睡眠コンサル相談も受けるように。

実例⑥-ライティングの勉強

▶︎チャレンジした分野:ライティング

▶︎目標にしたこと:ライティング基礎を学び、クラウドワークスで記事を5件以上執筆

▶︎今後の強みの活用:自分でサイトを作り、子育てに役立つアイテムを紹介したい

事務の仕事をやっているが、仕事自体にやりがいがなく、アフター5のために働いている感じ。

インテリアや雑貨が好きなので、いつもかなり口コミを調べて比較して本当にいいと思ったものを買う。すでにベビー用品もかなり考えて購入しているため、おすすめの商品がたくさんできた。

自分が買い物をするときはネットの記事や口コミを参考にするが、正直ピンとこない浅い内容の記事が多いので自分で執筆しようと考えた。しかし、事務仕事しかやってこなかった自分にはライティングスキルがないので、とりあえずクラウドワークスで未経験可能・研修付きの案件に応募してタダでライティングを学ぶ。これから自分専用のサイトを作って、自分の好きなものをたくさん記事にして紹介したい。

「私、育児しかやってない・・・」産後に感じた私が伝えたいこと

子供を授かったからこそ自分は新しいキャリアを歩み始められた”という自信が、育児中の自分をきっと励ましてくれます。

出産前は本を読んだり勉強したり、自分の都合で自分のタイミングでなんでもできました。

出産してからは、全部赤ちゃんが優先でなかなか自分の都合では動けなくなります。

朝から夜中まで、休む暇なく育児・家事をやっていても今までと違って誰からも評価はされません。

夜中に授乳して、朝になって授乳して、おむつ、洗濯、おむつ、掃除、ご飯の準備、抱っこ、おむつ、皿洗い、片付け、授乳、搾乳、おむつ、着替え、洗い物、買い物、おむつ、授乳、洗濯物、お風呂掃除、おむつ、授乳、ご飯の準備、おむつ、お風呂、ミルク、寝かしつけ、片付け、ご飯の準備、皿洗い、、、、、授乳、搾乳、おむつ、抱っこ、、、 開いた時間はできるだけたくさん遊ぶ。

そんなふうに1日1日が終わっていきました。

夫が仕事から帰ってきて、今日はどうだった?と聞かれると、

娘の様子と買い物で出会ったおばさんの話くらいしかありませんでした。

1日や2日なら、いいんです。これが何日も、何ヶ月も続いたある時

「私、育児しかやってない。」

と、なぜか喪失感に苛まれました。

娘は、寝顔や、あやすと笑う顔、泣いている顔も、おっぱいを飲んでる顔もいつも四六時中可愛くて本当に幸せでした。

こんなに幸せで忙しい毎日なのに、なぜか毎日暇で、張り合いがない。

一日中家にいたのに、少し片付けができなかったり家事が間に合わなかったりすると、なぜか「ごめん」と謝ってしまう。

それに並行して、夫に当たったり、冷たくしてしまうことが増えました。

仕事の行き帰り電車で落ち着いて本が読めること、一人でコンビニに寄れること、お昼ご飯を暖かいうちに食べられること、コーヒーを最後まで飲めること、帰ってきたらお風呂が沸いていてご飯があること、仕事をしていること、想像でも全てがうらやましくなり、自分がどんどん小さい人間に感じました。

育児で大変なのは、赤ちゃんのお世話や睡眠時間が減ることだけではありませんでした。

社会とつながりがなくなり、お散歩と買い物以外家に篭り(特に寒い時期、暑い時期、雨の日は引きこもり)赤ちゃんと過ごす自分がどんどん消えていくようでした。

しかし、そんな私を精神的に支えてくれたのは、産休中と育休中のはじめに勉強して資格を取っていたことでした。

どんなに今忙しくても、自分は産休中に新しいことをやり遂げたんだという自信が、消えそうな「自分」を強くさせました。

これから仕事に復帰しますが、復帰後もきっと支えてくれるだろうと考えています。

きっと周りはこの一年、私が家で育児をしている間も成長している。

仕事が圧倒的にできるようになっている人もいるだろうし、教えていた相手が、自分のリーダーになっているかもしれません。

復帰してから自分がチームの足を引っ張ることもあると思います。

そんな時、産休育休中にがんばって何かに挑戦しいたことは

「休んでいたから仕方ない。

 それに、私は他にも強みを手に入れたんだ。他の分野で。

 出産も育児もして、他の可能性も持っているんだ!」

と、自分を強くしてくれるはずです。

子供を授かったからこそ自分は新しいキャリアを歩み始められた”という自信が、育児中の自分、復帰後の自分をきっと励ましてくれます。

最後に

出産は、働く女性にとって大きなライフイベントの1つです。

幸せの出来事である反面、キャリアにとってはマイナスも考えられます。

しかし、出産をきっかけにキャリアアップできたら、新しいキャリアを開けたらどんなに素晴らしいことでしょうか。

産休中、育休中はある意味チャンスです。

自分のやりたいことをやってみましょう。

人生が少しずつ変わっていくはずです。

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